人生の2択だったBLOOD+の話

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BLOOD

パチスロと出会ったのが大学受験が終わったとき。
その後、
僕の生活はパチスロと陸上漬け。

酷いときは中間テストをすっぽかして、
次の講義の時にその事実を知ったこともありました。

ヘタに勝ててしまったせいで、
毎日打ちに行かないと損だとすら思ってました。
結果、単位を膨大に落とし、
二年も留年。
ギリギリ社会人になりました。
今でも単位が足りない夢をみます。
こんな僕だったため、
強めのイベントがあれば、
軽い用事や遊びの誘いがあっても、
パチスロを優先していました。

当然彼女なんて出来るはずもなく、つるむ友達はパチスロ仲間ばかりだったわけですが、

一人だけ、女性の友達が居ました。

 

ヒマでヒマでしょうがないときに
彼女を呼び出し、
適当にお茶をしながら僕の話を聞いてもらうという友達。
僕の日常のグチや陸上の話やパチスロで勝った話や負けた話。
稼働が終わってお茶したり、
ご飯に行ったり、
たまにメールするくらい。

大学4年目くらいから彼女とはそういう関係を続けていました。

彼女と出会ったきっかけはバイト先の居酒屋。
(というより料理屋ですが)

バイトの同僚とかではなく、
彼女はお客さん。
別の女にフラれてむしゃくしゃしていた僕は、たまたま来たお客さんをナンパしようと目論みます。

レシートと一緒に、
「サービス券」と称してメモを渡しました。

「良かったらメール下さい。友達になりたいです」

何て書いたか忘れたけどこんな感じ。

こんなの、気持ち悪くて無視する人がほとんどだと思うのですが、彼女はメールをくれました。

彼女:「今度一度お茶でもしましょう」
パチスロだったらBETボタンでボーナス確定画面です。

そこからこの関係がスタート。
彼女ではない関係です。
理由は色々ありますが、
肉体関係にもなりませんでした。

常にパチスロを優先ていた為、
自分の都合の良い時にしか会わないから、彼女の為に合わせたりなんかしなかったから、恋人には出来ませんでした。

この関係が2年ほど続きました。
いつも彼女は僕の電話に出て、
愚痴を聞き、
ヒマがあればお茶に付き合ってくれました。
飲み友達に近い形ですが、彼女はあまりお酒を飲まないので少し違いました。

彼女に会ってから2年くらい経った夏。

今から6年前、
社会人1年目の夏ですね。
パチスロでいうと上乗せ型ART機が浸透してきた頃ですね。

緑ドン、新鬼武者、
GOD、そしてBLOOD+。

さて、

パチスロからアニメの原作に興味が沸いて、 アニメを観ることは良くあるのですが、BLOOD+もそのうちの一つでした。
ということで、
彼女を呼び出してネカフェで一緒に、
DVDを借りて鑑賞します。

そしてこれが二人ともハマることに。

ネカフェでは5話ほどしか見れなかったのですが、その後もお互いにアニメを全話見ることになりました。

ヒマでヒマでしょうがないときにしか
メールしなかった、
会わなかった関係が、BLOODをきっかけに少し意気投合することに。

アニメを見たことがある人であれば分かるかも知れませんが、
あの話、たぶん女の人受け良いと思うんですよね。男に受けないわけではないですが。

ハジをはじめ、小夜の周りに現れる男性陣が、小夜に尽くします。

いわゆる王子様みたいな男がたくさん出てきます。

その姿に感動させられます。
常に自分最優先、
パチスロ最優先の自分とは正反対。
それに多少感化された僕は、
少し自分の事を反省します。

いつも自分の都合で呼び出して、
自分の話ばかり聞いてもらっていたのが、 少し彼女のわがままも聞くようになりました。

めんどくさいデートなどはずっと断ってたのですが、
映画を見に行ったり、服の買い物にも付き合いました。 

彼女の趣味に多少合わせるようになりました。

ある日、

夏の終わりごろの土曜日。

その日は地元のイベント日でした。

イベントって、
もちろんパチスロの。

オール高設定コーナーがあるのですが、
結果から言ってしまうと、
その時は丁度BLOOD+がオール5,6発表でした。

BLOODは設定6だけ別格のART突入率を誇り、割と早めに察知が出来る台です。

島に一台設定6らしき台があったため、
直ぐにその島がオール高設定島であると気が付けました。

空いている一台を確保し、
打ちます。

昼の1時時点で1500枚程度の出玉が出来ているところ。 更には700Gという天井が見えるゲーム数。 

このタイミングで彼女からメールが来ます。
「今日花火大会なんだけど、行かない?」
・・・。
いきなり?
当日に?
ここで2択発生。
①BLOODの高設定を捨てて花火大会に行く

②このままBLOODを打って日当を稼ぐ
今までの僕なら確実に打っていました。
時間があるのに高設定を捨てるとかあり得ない。

そもそも彼女とはそういう関係じゃないから花火になんて行かなくてもいい。

迷った挙句。

寝坊して後から店にやってきたごんざさんにその台を譲ることにしました。

僕:「それがあなたの望みなら」

全く似合いもしないキメセリフを返信したことに自分で寒気がしました。

僕はこの時初めてパチスロで、
高設定と分かっている台を途中でやめました。

今まで自分の話を聞いてもらうためだけに付き合っていた彼女です。
彼女という関係じゃない彼女です。
当日の突然の誘いだったので断っても問題はなかったと思います。

尽くすってほどの事は
到底していないのですが、この時の僕が動いただけの事はありました。
 
僕が来たことに彼女はとても喜んでくれました。
水族館に行き、屋台で食べ物を買い、
今か今かと花火を待つ彼女は正直可愛いと思いました。

夏の終わり、
8月の一番最後の花火大会。
最前列に近いところだったので、
大きい花火であれば殆ど自分の頭の真上まで花火が上がりました。
その為、寝っ転がりながら夜空に放たれる花火を眺める事ができます。




花火大会が終わり、
しばらく彼女と黙って仰向けのまま
空を眺めていました。
僕はどうすればいいか困って動けなくなっていました。
その時彼女が何を考えていたのかわかりませんが、彼女も同じように黙って空を眺めていました。
僕のケータイに電話がかかってきます。

 

多分ケータイを鳴らした主はごんざさん。 ケータイの鳴り方で何となくわかります。
この時も、
ケータイを取り出してこの沈黙を破るのか、 そうじゃないのかの二択に迫られたのですが、
反射的に僕は彼女の手を握っていました。
反射的に。
これがきっかけで、

この日から彼女は、
本当の彼女になり、
毎年この花火大会に行き、
そしてこの日が結婚記念日になりました。


手を取る

今でもなんでも話を聞いてくれる、

ウチの嫁は僕の心の支えです。

めっちゃ怖いけど。

パチスロ大好きですが、

これからも家庭を大事にしたいと思っております。

なお、
ごんざさんからあの後すぐメールが来ました。
1000G上乗せに成功したドヤ写メの。 

 

118

7000枚の爆裂出玉。

やはり1000G上乗せはデカいです。
本当はBLOOD+2も打ったので、
レビュでも書こうと思ったのですが、またにします。

オチ無いうえ微妙なシメですみません。

先日結婚記念日だったもんでつい。。 

読んでくれた人に良い選択がありますように。



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